窯変調色のS瓦を、4色混ぜ葺きで、明るい現代風の屋根に仕上げました。
既存の瓦屋根は、傷みが激しく、土葺きで重く、家に負担が、掛かっていました。
新しい屋根は、瓦を桟に引っ掛ける、桟葺きで施工しました。
土がないことで、屋根の軽量化が出来ます。
この瓦は、三州粘土に特殊な骨材を使う事で、従来品より21%軽量化されている様で、この瓦での施工を提案させて頂きました。
土を使わない事で、軒先の雀口はプラスチック製で、鳥やコウモリの侵入も防ぎ、
台風対策として、軒先の瓦は、L型の釘で留め、棟は、ステンレス製の金物で棟桟を留めています。
棟や壁際の面戸は、あまり目立たない様に、黒色で施工しました。
壁際は、吹きぶりの雨でも、雨漏りしない様に、もちろん捨て谷は、入れています。
壁際の水切りは、既存の水切りを残しました。
雨樋は、Panasonic Pc77。この家の様に大きな屋根でも、雨水の排水能力も十分有ります。
破風板も腐っていたので、ガルバリウム鋼板で加工、補修しました。
ベランダの屋根は、タキロン、ポリカーボネート、熱線カットタイプで、夏の炎天下での遮熱効果のあるナミイタで、施工しました。